学童保育というものがあります。
小学校に上がった児童を、放課後から夕方まで預かってくれる施設です。仕事が忙しいご家庭にはぴったりの学童保育。施設数、入所している児童の数共に年々増加しています。
しかし子供同士が集まる場所、そして年々増える児童数、これらの性質からして、遊んでいるうちの事故は避けられません。
平成24年、厚生労働省のまとめたところによると、一年間で起きた事故は227件。38%以上が一年生の子供の事故でした。骨折が最も多い怪我、遊んでいるうちに怪我をしてしまうことが多い、とのことでした。
これは監督する指導員の不足も関係しています。規模にもよりますが、平均して4.4人程度の指導員で、40人程度の児童を監督しなければなりません。動き回る小学生たち、また特に幼さの抜けない低学年の子供の行動を把握するには限界があります。
教育・福祉関連の職種にはもはやつきものですが、指導員の先生も労働者であり、低賃金、ワーキングプアの圏内に入っている人もいます。今度、事故を増やさないためには、指導員の働き方の見直しも急務です。
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