虐待から児童を守る福祉の現状について

毎年多くの児童が虐待にさらされています
両親が共働きで生活が不規則な家庭は多くあります。また夜勤やパートの掛け持ちでコミュニケーションが少なくなり夫婦関係が悪化している家庭は増えています。収入は増えないですが家計は圧迫しているため矛先が児童に向けられて虐待を受けています。毎年虐待児童は取り上げられているだけで数万人もいるので幼少期の精神の成長に悪影響が及ぼされています。

全国の児童養護施設は資金不足です。
家庭で育てることが難しい児童は全国の児童養護施設が受け入れてその児童の自立まで支援を行ないます。ただし近年はどの児童養護施設も資金不足になっているため安定した運営を行なうことが難しくなっています。スポンサーや地方自治体などの協力先を見つけて児童の支援を継続して行なうことが必要になっています。

里親やボランティアの手助けが大切です。
児童の親代わりを引き受けてくれる里親を見つけることは大事な支援の一環になります。児童養護施設の中で育つより里親の家庭に預けられて育った児童のほうが自立まで安心して過ごすことができます。また児童養護施設で子どもたちの面倒を見るボランティアの方の支援も大きな支えとなります。この2つの手助けは児童養護施設をサポートすることになります。

地域で児童を守り社会へ送り出すことが必要になります。
少子化の流れで児童を地域全体で守ることが議論されています。小学校の送迎は地域を上げて多くのボランティアで守られています。児童養護施設で育つ子供たちも成長すれば地域の一人となっていきますので地域ボランティアの助けで彼らを見守ることが必要になっています。大学生の教師志願者や高齢者で学校教諭の経験者をボランティアとして募集して養護施設の児童を学習面で支えて自立までサポートしていくことも実験的に行われ始めています。自治体の予算や地域の支援が必要になるため議論をしながら進めることになります。こういった地域全体の支援を行うことがこれから必要になっています。

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